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2月22日の登山道状況

執筆者の写真: kaikomakaikoma

今朝の竹宇駒ヶ岳神社の気温はマイナス6度。 もうこのくらいは普通の気温に思える。

本日、小屋に上がったので登山道の様子を書きますね。

参道を歩き吊り橋を越えてからはすぐに雪と氷の登山道。

慣れていればアイゼン無しでも歩けるけれど、思い切って履いてしまえば楽かもな。スタートから転けて痛い思いはしたくないし。

約1週間前の下山時よりも雪は幾らか減った様。 しかし減れば氷が出てそれはそれで厄介。 刃渡りはよく踏まれて歩きやすいけど、スリップは絶対出来ない箇所。気を付けたい。 幾つか梯子を通過すれば刀利天狗。 しっかりしまった雪面にアイゼンがよく利く。 降雪後や風が強く吹いた後にはもれなくラッセルとなる黒戸山の巻き道はよく踏まれていて快適。 いつもこうなら良いのだけど。 五合目からの長い梯子。

アイゼンで樹脂製の偽木は些か不安定。 特に登り終えた辺りは硬い雪面なのでアイゼンの前爪を利かせて行く。下りは特に緊張する。 健脚な日帰り登山者とすれ違った際に小屋上の状況を聞く。 「トレースはバッチリで快適だけれど、核心のルンゼは緊張した」とか。 次の降雪までは、よく踏まれた雪面を歩けそうだ。 小屋近くの垂直の梯子。

雪は付いてはいないが登りきった箇所の登り下りは特に慎重に。

先日、何ヵ所かフィックスロープも施した。 冬の鎖は手袋では滑るのでロープの方が安心かも。 今日は昼前から太陽が隠れて寒々しいけど、風もなく穏やか。 予報では3月に入るまでは天気の大きな崩れはなさそう。 何にせよ、緊張感のある黒戸尾根。 今週は甲斐駒ヶ岳山頂、狙い目かも。 週末もまだまだ空きはあります。 よかったらご利用くださいね。 

計画と装備と気持ちはしっかりと、余裕を持ってね。


 
 
 
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© 甲斐駒ヶ岳七丈小屋

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