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2月28日の日記

執筆者の写真: kaikomakaikoma

昨夜、西から吹く強い風の音で何度か目が覚めた。 今朝の気温はマイナス8℃。

今日も大人を感じさせる鳳凰三山と富士山。

景色と裏腹に、風のお陰で体感はもっと寒く感じる。 土日を含めて山頂を踏んだ登山者は何人かいるし、昨夜泊まった若者3人も無事に登頂して降りてきた。 小屋から上は、降雪なくても強い風によってトレースが消えてしまう箇所が多々あるようで、楽に行けるだろうと言って送り出しても、難渋して降りてくる人もいて、そんなときは些か申し訳なく思ってしまう。 七丈小屋の南側の細い通路は西風が吹くと瞬く間に吹き溜まる。

風の強かった1月中旬のある日。南側はすぐに埋まった。

そんな場所も、今朝見たら全く埋まっていなかった。 飛ばされるべく軽い雪達はもうすっかり飛ばされ切ったのかな? 確かに小屋の周りの雪は、スコップで刺すとどこもザクッと重い。 ここしばらく、ちらつく程度の雪しかなかったが、予報では今夜は少し積もるかも。 残雪の春山みたいな様子の小屋周りだったけど、また冬の景色を楽しめるかも。 春は待ち遠しいけど、冬が去るもの寂しい気持ちもある。 づめ


 
 
 
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© 甲斐駒ヶ岳七丈小屋

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